こんにちは、今日のブログ担当ハーディングです。
現代では消費者の「広告離れ」や情報過多が進み、従来型の宣伝ではなかなか注目を集めにくくなっています。そんな中、笑いや共感を通じて自然にユーザーとつながる手法として注目されているのが「ミームマーケティング」です。
広告臭を感じさせないユーモア満載のコンテンツでユーザーの心をつかみ、オンライン上で“共有したくなる”話題を生み出すことで、新しいオーディエンスにもリーチできる可能性があります。近年、この手法を取り入れる企業が増えており、デジタル時代に効果的な「バイラル(口コミ)戦略」のひとつとして脚光を浴びています。
ミームマーケティングとは ミームマーケティングとは、インターネット上で話題になっている面白い「ミーム」を活用して、商品やサービスを広めるマーケティング手法のことです。
ここでいうミーム(meme)とは、画像・動画・フレーズなど文化的なネタが人々に真似されて次々と拡散されていく現象を指します。SNSを通じてユーザー同士で自然に広まるため、企業が一方的に宣伝するというより、ユーザー間のコミュニケーションの中でブランド認知が広がっていく点が特徴です。
ミームの持つ“ウイルスのような拡散力”を味方につければ、企業は楽しく親しみやすい形で消費者と関わり、ブランド認知度やエンゲージメントを高めることができます。
ミームマーケティングが注目される理由 爆発的な拡散力 ミームは1つのネタが短期間で爆発的に広まり、多数のユーザーの目に触れる可能性があります。情報過多のデジタル空間でも、強力なバイラル性によってブランドはノイズを突き抜けてユーザーの注意を引くことができます。
共感・会話を生みやすい 「あるある!」と思わせるネタやクスッと笑えるジョークは人々の感情を動かし、会話のきっかけになります。共感できるミームはシェアされやすく、コメントやリツイートを通じて自然と拡散していきます。
「広告っぽくない」から受け入れられる 現代は広告がスルーされがちですが、ミームは一見広告に見えないためユーザーに抵抗感なく受け入れられます。企業からのメッセージも“ネタ”として共有してもらいやすく、押し付けがましさなく広範囲にリーチが拡大します。
ミームは「広告っぽくない広告」として機能し、楽しみながらブランド訴求できるのです。
エンゲージメントとブランド親近感の向上 ミーム投稿はいいね・コメント・シェアなどの反応が得られやすく、より多くの人の目に留まります。ブランドの遊び心やユーモアを見せることで、特に若い世代に親近感を持たれやすくなります。
日本企業の成功事例で見るミームマーケティング 事例1:大塚製薬「ファイブミニ」〜TikTok発のブームで売上倍増 食物繊維入り飲料『ファイブミニ』は、もともと30〜50代女性をターゲットにしていました。ところが2021年、TikTokで若者が「便秘解消に良い」と紹介し始めると、たちまち拡散。
ユーザー発の「#ファイブミニチャレンジ」が登場し、プロモーションなしで売上は一気に2倍。10〜20代の新たな層にも認知が広がり、後に公式TikTokアカウント開設→人気クリエイターとのコラボ動画展開へ。自然発生したブームを見逃さず波に乗った好例です。
事例2:カネボウ「KATE リップモンスター」〜ネーミングの勝利 コロナ禍で「口紅が売れない」と言われた時期に発売された『リップモンスター』は、「マスクでも落ちにくい」機能を訴求。その名前が「ラスボス」「欲望の塊」など強烈でSNS映えし、ユーザーがネタとして拡散。
「私は“欲望の塊”買えた!」といった投稿が話題に。公式もTikTokで人気クリエイターと連携し、爆発的に若年層に広まりました。発売から10か月で累計出荷240万本超、品薄状態が逆にミーム化しブランド熱を高めた例です。
進化するミーム活用のトレンド ニッチなミームの活用 アニメ・スポーツ・オタク文化など、特定層に刺さるニッチミームの活用が注目されています。「このネタ、分かる人だけ分かる」という共感が深い結びつきを生みます。
ユーザー参加型の施策 チャレンジ系ミームやARフィルターなど、ユーザーが“参加”できる仕掛けが増えています。ブランドがテンプレートを提供し、「自由にミームを作ってね!」と促すだけでもUGC(ユーザー生成コンテンツ)が増え、拡散の起点になります。
UGCを引き出す設計 ミームは「企業が主導で作る」より「ユーザーが自発的に作る」ほうが効果的です。遊び心ある投稿テーマやテンプレート、賞品付きの投稿キャンペーンなどを通じて、自然にブランドに触れる場を設計していくことがポイントです。
まとめ ミームマーケティングは、笑いや共感といった感情を介してブランドと消費者をつなげる、新しい時代の広告手法です。低予算でも高い効果が期待でき、うまく活用すれば、これまでアプローチできなかった層にも届く可能性があります。
実際、日本企業の成功事例からも、ミームを通じてブランドへの親近感が高まり、認知度や売上アップといった成果につながっていることがわかります。
ただし、流行の移り変わりが早く、炎上リスクもあるのがミームの難しさ。常に最新トレンドを意識しつつ、自社のブランドイメージに合ったミームを見極めることが重要です。そして何より、ユーザーと「一緒に楽しむ」という姿勢を大切にすることが、成功への近道です。
私たち広告代理店では、それぞれのお客様の課題や目的に寄り添い、最適なご提案をさせていただいております。
参考文献・出典一覧 nauraa.co.jp|ミームマーケティングとは imagebanner.co.jp|広告っぽくないSNS戦略としてのミーム note.com|ファイブミニがTikTokで売上倍増した理由 find-model.jp|リップモンスターがZ世代に刺さったワケ jp.strikingly.com|ミームがSNSに与える影響 nakamayu2.com|ファイブミニとユーザー生成コンテンツ