2025.07.01
やる気は“やってから”生まれる?作業興奮の仕組み

こんにちは!藤原です

 

「やらなきゃ」と思っても、なかなかやる気が出ないことってありますよね。
でも、実は“始めること”こそがやる気を生むスイッチになるんです。
その秘密が「作業興奮」。今回は、脳科学にもとづいたこの現象と、

日常や仕事に活かす方法をご紹介します。

 

【作業興奮とは?】

「作業興奮」とは、何かしらの作業を始めることで、脳のやる気スイッチが入って集中力や意欲が高まっていく現象のことです。

これは心理学者クレペリンによって提唱された概念で、やる気は「始める前」ではなく「始めた後」に湧いてくるという特性を指します。

【なぜやる気は後から湧いてくるの?】

作業を始めると、脳内で「ドーパミン」が分泌されます。
ドーパミンは“報酬”や“快感”を感じる神経伝達物質で、「もっとやろう」という気持ちを後押ししてくれる役割があります。

つまり、小さな行動を起こすことで脳が刺激され、やる気モードに切り替わるのです。

【作業興奮を活用する3つのコツ】

とにかく5分だけやってみる

「今日はやる気が出ないな…」という日こそ、“5分だけ”作業をしてみましょう。
掃除なら「机の上だけ片付ける」、勉強なら「1ページだけ開く」といった小さなスタートでOKです。

作業環境を整える

気が散るものが多いと、最初の一歩が踏み出しにくくなります。
スマホを遠ざけたり、作業用BGMをかけたり、自分なりの「集中スイッチ」を持っておくと効果的です。

終わるまでやらない、始めることがゴール

「完璧にやりきらなきゃ」と思うと、逆に腰が重くなります。
“始めること”を目標にして、まずは手を動かすことが作業興奮への近道です。

【まとめ】

やる気は「始めれば出てくる」。
作業興奮を知ることで、行動のハードルがぐっと下がります。

勉強、仕事、家事…どんなことも“とりあえず手をつけてみる”という行動が、集中力ややる気を高める第一歩になりますよ。