「AIが人の仕事を奪う?」数年前ならSFの話のようでしたが、いまやChatGPTや画像生成AIの登場で、広告制作の現場にもその波は確実に届いています。でも実際、私たちの仕事はどう変わるのでしょうか?──いま、変わりはじめているのは“チームのかたち”かもしれません。
広告・マーケティング業界では、スピード感と柔軟性がますます求められています。そこに加えてAIツールの進化が加速し、従来の「経験に頼るクリエイティブ制作」から「最適解を導き出す設計型プロセス」へのシフトが起こりつつあります。 しかしその変化に、私たち全員がすぐに順応できるわけではありません。ツールの選び方も、活用の仕方も、まさに手探りの状態が続いています。
だからこそ、いま必要なのは「AIにできること」と「人にしかできないこと」を一緒に見極めていくことです。 たとえばChatGPTを使って構成の叩き台をつくることで、考える時間に余白をつくる。一方で、人間クリエイターが言葉のトーンやターゲットの肌感覚を詰めていく──そんな役割分担のあり方を、私たち自身も模索しています。 いまはプロジェクトごとに実験的な取り組みを行いながら、「どう使えば、より良いチームになるのか」を探っている段階です。
AIの登場で求められるのは、「ツールを使うスキル」だけではありません。「情報を見極め、伝える力」や「人の心を動かす設計力」といった、人間らしさを活かす力の再定義も始まっています。 アイダブルオーでは、「人が育つ現場」と「最新のプロモート」の両立を目指しながら、AIと共に働く未来のチームづくりを考え続けています。 マーケティング市場の変化は止まりません。でも、まずは変化に向き合うところから。共創のあり方は、そこからきっと見えてくるはずです。