こんにちは、尾崎です。
最近、「中途採用でなかなか人が集まらない。なんとかしてほしい」というご相談をいただく機会が増えています。
詳しくお話を伺うと、いろんな求人広告を試してみても応募がまったく来なかったり、 応募があっても理想とする人材ではなかったり…。 結果的に、紹介経由でしか採用ができていないという声がとても多いんです。
たしかに、まずは求人広告を通じて多くの人に自社を知ってもらうことは大切です。 しかし、有効求人倍率が高止まりしている今の状況では、 「どの媒体を使うか」という“戦術レベル”の話だけで採用活動を考えてしまうのは危険です。 本当に見直すべきは、もっと根本にある“戦略”の部分ではないでしょうか。
弊社では、求人広告を「戦術」として位置づけています。 つまり、どんなに広告を出しても、“戦略”がないままでは効果が安定せず、 その場しのぎの「バクチ採用」になってしまうということです。
戦略があってこそ、毎年少しずつ改善しながら、 企業として“採用に強くなる仕組み”を積み上げていけるようになります。
では、どうやって戦略をつくるのか。 まず着手すべきは「求職者理解」です。
一番身近で効果的な方法は、自社の従業員を調査すること。 「どんなきっかけで会社を知ったのか」「入社を決めた理由は何か」 「なぜ今もこの会社で働き続けているのか」──。 こうしたリアルな声を集めるだけで、 どんな「コンテンツ」や「メッセージ」を発信すべきかが、自然と見えてきます。
今は求職者も企業の情報を簡単に比較・分析できる時代です。 だからこそ、誇張した表現やきれいごとではなく、 “本当に働き続けている理由”を誠実に伝えることが何よりも大切です。
自社で働く価値を明確にすることで、 求職者からの信頼を得やすくなり、 結果として「ミスマッチの少ない採用」が実現します。
まずは、自社の中で社員が働き続けている“価値”を言語化するところから始めてみてください。 それが戦略の土台となり、戦術(広告や媒体選定)にも一貫性が生まれます。
戦略と戦術が噛み合えば、PDCAサイクルが回り始め、 「年々採用が強くなる企業」へと育っていきます。
もし、「自社の採用を戦略から見直してみたい」と思われた方は、 ぜひ一度ご相談ください。
もちろん、初回のご相談は無料です(笑)