こんにちは!和氣です。
前回の内容で、アナログでのコミュニケーションを図るのも一つの方法だと書きましたが、
そもそもの広告媒体の歴史を簡単にご紹介すると、
人類史上最古の広告媒体は、約5000年前の古代メソポタミア文明で粘土板に記された商品情報だったと言われています。その後、パピルス、紙の発明を経て、広告は飛躍的に発展しました。現在は、皆さんご存じの通り電波、WEB、SNSとデジタルへシフトしています。
その歴史の中で、諸説ありますが世界最古の宣伝文(エジプトで発見された)をご紹介をします。
当時のエジプトは、女性の化粧熱が凄かったそうです。
最初は、ミイラに使った樹脂や、香料の原料が化粧品に転用されていました。
はじめは神の彫像を化粧するのに使われ、もっぱら宗教的儀式だったのが、やがて女性たちに愛用されはじめたそうで、西暦紀元がはじまるころまで、
ギリシャその他の地中海沿岸諸国の娼婦を含む女性たちが使う化粧品の製造を一手に引き受けていたそうです。
そうした背景の中で、
2000年以上前の古代エジプトのパピルス広告に刻まれた
「どんな老人でも若くなる。百万回も実証済み」というフレーズは、現代のマーケティング手法と驚くほど共通点があります。
もちろん、現代の倫理観からすると誇大広告ですが
このフレーズを、現代マーケティングの視点で分析すると、
①明確なターゲットとベネフィット:
「どんな老人でも若くなる」という表現は、「年齢に悩む全ての人」という明確なターゲットを意識し、「若くなる」という誰もが求めるベネフィットを簡潔に打ち出して、強い訴求力を持っています。
②数字による裏付け:
「百万回も実証済み」という表現は、効果を具体的な数字で示すことで、説得力を持たせています。
現代マーケティングでも、データやエビデンスに基づいた訴求は非常に重要です。
③強い自信と希少性:
「どんな老人でも」という表現は、商品への強い自信を。「百万回も実証済み」という表現は、商品の希少性もアピールしています。
現代マーケティングいう、差別化と希少性(便益と独自性)は重要な要素です。
④簡潔で記憶に残るフレーズ:
短く簡潔で、しかも韻を踏んでいるため、非常に覚えやすく、人の頭に残りやすい構造になっています。
このように、古代エジプトの人々は、現代マーケティングの根幹ともいえる「顧客理解」に基づいた広告手法を既に確立していたのです。
弊社でも、2000年以上前から続く顧客理解マーケティングのノウハウを活かし、お客様のニーズを深く理解した最適なマーケティング支援からのプロモート戦略をご提案いたします。
詳しくは、弊社のマーケティング事業部へお気軽にお問い合わせください。